ハイゼットS500PのPW修理の記事です。
この記事はこんな方におすすめ。
- 車に乗ろうとしたら、窓が開いていた
- 窓開閉時に音がして、最後まで開かない
- 車内の財布がなくなっていた
車上荒らしの可能性がある修理です。
ちなみに修理費用は部品交換なしで片側8000円前後。
部品交換が追加されると、プラス1万円くらい出ます。
件数は多いものの、原因ははっきりしない…
あくまでも修理であり、車上荒らし対策ではありません。
こんな時に整備士に出来ることは、事後対応くらいなのか…
片側ってわざわざ書くのは、両側やられるパターンもあったからです。
入庫の経緯
ハイゼットトラックS500Pで窓が開けれないと言うことでご入庫。
なぜか最近うちの近所で多発している、ハイゼットTのレギュレータ修理。
開ける動作の途中で止まってしまう。レギュレータが中で曲がって干渉してる。
パワーウィンドウもマニュアルウィンドウも事例があります。
現状確認・原因追求
とりあえずレギュレータを確認してみる。
今回はパワーウィンドウの事例を紹介します。
トリム取り外し
まずはトリムの取り外し。
取っ手部分の切れ目にチビマイナスをツッコんで、ネジ頭を見えるように。
見えたらプラスドライバで、取っ手部2本と
インナハンドル1本のスクリュを取り外し。
インナハンドルを動かして、浮かせる。
後方に少しずらしてから手前に引くと浮いてくる。浮くだけでまだ外れないけどね。
クリップでついているだけなので、引っ張れば取れます。
クリップがドア側に残ったら、忘れずに外してトリムにくっつけておく。
トリムが浮いたらインナハンドルを通す。少しひねるだけ。
PWスイッチ取り外し
トリムが外れたらPWスイッチもついてくるので、コネクタを外す。
これでトリムが完全に外れる。開けるとこんな感じ。
PWスイッチは、トリムから外してドア側につけておく。
これはトリム外した状態で、窓の開閉をするため。
トリムから留め具4つを起こせば簡単に外れる。
この状態で、ガラスを動かしてみる。
するとガラスを下げている途中で、レギュレータで干渉が起きてる。
なんでこんなに干渉してるの??
ガラス切り離し
大変なのはここから。
レギュレータを外すためにまずガラスを外す。
外すといってもレギュレータから外すだけ。ドア側に残ります。
ガラスを車から外そうと思うとまた大変なので今回は割愛。
ガラスを作業しやすい位置まで開閉したら、マスキングテープで止める。

3つくらい止めると安心。1つでも止まるが途中で落ちてきてガラス破損なんて洒落にならんので。
ガラスを止めたら、レギュレータから切り離す。
2個の10mmボルトで止まってる。
2個目は下記写真の前方にあります。

レギュレータ修理はいつも完全に開閉出来ないので、ボルト外すのが一番手間取るかなー。
レギュレータ・モータ脱着
ガラスがレギュレータから外れたら、今度はモータコネクタの切り離し。
そしてレギュレータとモータの取付ボルトの取り外し。

レギュレータとモータはセットで車から外してから、切り離す。
はずしたレギュレータ。大いに曲がっています。

これだけ曲がっているせいで、開閉にレギュレータ同士で干渉し、
異音がして止まってしまう。
手で曲げて直したのがこちら。
違いがわかるかなー。

曲げを直して、ガラスまで復元し、テスト。
ちゃんと下まで開閉出来るようになった。
干渉してしまう場合も、再度取り外して修正すれば、意外となんとかなる。
おわりに
本来ならレギュレータ脱着工賃を頂く。
だけど、今回は最初にも書いた通り、近所で多発している修理で、このユーザーは同じ修理が2回目。
そのため今回はサービスに。
後記。複数ユーザーにて5回以上この症状が出ている方も。
曲げ修理では上手に治っていない可能性も考慮して、
レギュレータを新品交換もしたが、再発する。
財布などがなくなっているケースもあり、車上荒らしなのは確定では?
2024.3.31追記
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