【EgOFFで電源落ちない?】タントLA650SシフトAssy交換【レバーAssy不良】

注意喚起の写真 ボデー・電装修理

タントLA650SのシフトAssy交換の記事です。

この記事はこんな方におすすめ。

  • EgOFF時、オーディオ電源が落ちない
  • シフトレバーは確実にPに入っているにもかかわらず、メータに下記注意喚起メッセージが出る
注意喚起の写真

以上の方は、シフトAssy不良かも。

同タント他、ロッキーなどではプッシュSW不良事例もあり、

症状は混同しやすいかもしれません。

タント、タフト、ロッキー、トールのサービスキャンペーンについて

ですが、今回の修理は、ダイアグもなし

そこで見分けも簡単です。

入荷時の状況

エンジンがうまく切れないとのことで、入庫のタントLA650S。

どうせまたプッシュSWだろうと思いながら、ユーザーの話を聞くと、

どうやら少し様子が違う。

エンジンOFF時、エンジンはちゃんと止まるけど、

オーディオ他電源がつきっぱなしになる、という症状。

症状は毎回ではなく10回やって3回程度か、かなり多い。

症状が出ても、プッシュSWを何度か押せばちゃんとOFF出来る、と。

原因追求

原因を調べるべく、とりあえず診断器に掛けてみるが、

ダイアグは何もなし。ほー。

とりあえずプッシュSW不良は否定出来たね。

 

症状確認がてら、

エンジン始動して、シフトをDに入れてからPにちゃんと戻して、エンジンOFF。

もちろんメータのシフトインジケーターを確認しながら

メータのインジケーターはちゃんとPになっている、にもかかわらず

OFF時に、冒頭メッセージが。

まるでシフトがDのままOFF したみたい。なんのこっちゃ。

 

ニュートラルSW不良かな?と思いつつも。

エンジンOFFだけならシフトがDでも可能なので否定。

 

残るはメータか、シフトレバーか、それともコンピューターか。

回路的には、シフトレバーの信号が、コンピューターに入力され、

その信号がメータに飛んでいくはず。

エンジンがちゃんとOFFになっているあたり、

コンピューターの信号は多分いいんじゃないかな。

 

となると、メータか、シフトレバーか。

今度は、素直にエンジンをかけて、

シンプルにシフトレバーをガチャガチャと。

ちゃんとシフトレバーに連動して、メータ内インジケーターも変わる。

んー、どっちだろ。

 

とりあえず、メータもコンピューターも高価なので、

シフトレバーに的を絞って部品交換してみるか。

シフトAssy交換

シフトAssyの交換は思ったより簡単。

初めてでも作業は30~40分程度かな。

とりあえず順番紹介。

目的地はレバーの奥のレバーAssyの交換。

シフトレバーカバー取り外し

レバーのカバーは、まずシフトロック解除から。

レバー横のインジケータ上部に、シフトロック解除のボタンがあるので、

そちらにアクセス。カバーはチビマイナスで開けて行きます。

シフトロック解除ボタン

開けた奥に見える白いボタンを、マイナスなどで押すと、

エンジンOFFでもシフレバーが動かせます。

サイドブレーキはしっかりと踏んでおきましょ。

 

レバーがBまで下がったら、

カバー付け根の小さいカバーと留め具を外すと、

レバーのカバーがはずせます。

レバーカバー取り外し

運転席ロアカバー取り外し

次に運転席の膝前あたりにくるロアカバーをはずす。

これも基本的には引っ張るだけ。工具も全く不要。

今回の車両みたく、ETCがついてるものも。

配線は外しておいた方が、あとの作業が楽です。

ドラレコもしかり。

運転席ロアカバー取り外し

ついでに助手席側のグローブボックスもはずしておきます。

こちらは説明不要かな。

A/C 操作パネル取り外し

続いてレバー周りのA/Cパネルの取り外し。

これも工具無しでも行けますが、一部切り欠きかついてるので、

こちらからやると取っ掛かりやすいです。

A/Cパネルの切欠き

少し浮けば、あとは引っ張れば取れます。

裏の、インジケータ照明コネクタと、

A/C操作のコネクタ、内気温センサのホースははずします。

A/Cパネル裏のコネクタ

シフトレバーロアカバー取り外し

ここまできたら、シフトレバーの下部カバーがはずせますね。

シフトレバーロアカバー取り外し

シフトAssy取り外し

交換したいシフトAssyの全貌が見えてきました。

シフトAssyとシフトケーブルを繋いでいる留め具をはずします。

まずは下部の緑のクリップ。チビマイナスで簡単にはずれます。

ケーブル接続部取り外し

次にケーブル先端の針金。こちらもチビマイナスですね。

ケーブル先端接続部

ついでに、キーセンサのクランプもはずします。

コネクタははずさなくてもOKです。

 

続いてレバーの右側、シフトAssyのコネクタをはずしていきます。

少し見にくいですが、長めのピックがあるとやりはずしやすいかな。

シフトAssyコネクタ取り外し

あとは、12mmのボルト3本はずします。

シフトAssy本体取り外し

これでシフトAssy本体がはずれます。

 

こんな感じの部品です。

シフトAssy

電気的な不良なので、見た目にどうこうってこともないんですが。

組み付け・現象確認

新品部品を組み付けて、現象確認へ。

シフト操作したりエンジンONOFFを繰り返してみる。

現象なくなったのでOKかなー。

まとめ

以上、シフトAssyの診断・交換でした。

一瞬プッシュSWじゃないかと間違うかも。

しかし、ダイアグがなかったり、

エンジンは切れるけど、オーディオは入りっぱなしなど、

ちゃんと話を聞くと、プッシュSWとは違う症状。

 

診断ミスに要注意。

ちなみに、今回の当該車両は、R2.2登録。

走行距離は6万キロ程度。

ただ配送業者のため、エンジンONOFFは頻繁にするユーザーでした。

延長保証も切れていて、費用は部品と工賃で20,000~25,000円です

 

オーディオOFF出来なくても、

プッシュSWを数回押すとちゃんとOFFになりますので、

意外と対応も、しやすいかな。

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