ハイゼットパネルバンS201Cのドアロックの修理記事です。
この記事はこんな方におすすめ。
- スライドドアが開かない
- スライドドアが固い、重い
- バックドアが開かない
- バックドアが固い、重い
希少車ゆえに困っている方もいるかなー?
はじめに
あんまり市場に出てない車種、パネルバン。
ハイゼットトラックの荷台がバン仕様で、カーゴと違い、室内が別空間になってるもの。
匂いのするものを積む方に需要のある車種。
そんな車種のドアが開かないと。
しかもRゲートとスライド右の2つも。
とりあえず引き取って検証。
現状確認・修理
Rドア
まずはRドアが開かない方。
上下に別れていて、上は開くが下が開かない。
内側パネルをはずしていくと、
ロックレバーからロッドがはずれている。
レバーは中央にあり、左右のロックに
ロッドレバーが伸びている作り。
しかしロッドをつけても、ロックがかからない!?
閉めてもドアがぷらんぷらん。
原因を調べていくと、左右のロックのスプリングがはずれていた。
これはユーザーが使っていときにはずれた、と言うよりは、
自分が調べているときに、ロッドを何度も動かしていた。
そのせいではずれたと考えられる…
元の状態がわからないが、ロックもはずして検証。
スプリングは左はドアの中に落ちていた。
右側はステーからはずれて役割を果たしていない…
車両側にあるロックの留具を見ながら。
開くとき閉まるときの動きを考えながら。
元の状態を考えていくとこんな感じ。
あってるかなー。
左右のロックを取付後、先程はずした中央のレバーにロッドをつけていく。
油断するとまたスプリングがはずれるので注意。
無事取付完了。
ちゃんとロックもかかるし、レバーで開閉出来るようになった。
スライドドア右
次は右側スライドドア。
先程同様ドアロックへのロッドを引っ張るコントロールが不良だった。
なかなか気付かなかったが、部品の一部が割れている。
ちょうどアウターハンドル操作時に力がかかるとこ。
右側だけでなく左側も脱着し、比較することでやっと発見。
我ながらよく気付いたなー←自画自賛
ドアロックコントロールは、キーシリンダが邪魔になりなかなかはずしにくい。
はずすときは、ロッドをすべてはずしてから、キーシリンダの下をくぐるようにはずす。
取付時も同様に下をくぐっていく。
こっちはクリップだけでなく、コントロールまるごと交換。
クリップもかなり古くなって破損寸前。
乗用車系と違って、トラックのドアの中はスゴいサビてんのな。
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