今日はブレーキパッドについての記事です。
この記事はこんな方におすすめ。
- 自動車のブレーキってどういう作り?ブレーキパッドって?
- ブレーキがキーキー音がするけど対処法は?
- ブレーキパッドの交換方法や交換目安は?
自称車に詳しい、と言う方でもなかなか触る人は少ないかも。
ブレーキ関係の整備は、分解整備(特定整備)と呼ばれ、
自動車整備士資格が必要になる作業ですね。
ブレーキパッドってこんな部品
今回はブレーキパッドについて。
先に写真見せます。
ブレーキパッドってこんな部品。外したところ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230223/20/gomashio-2021/14/43/j/o0810108015247023359.jpg)
ブレーキペダルを踏んだときに作用し、
ディスクローターに押し当てられて摩擦力で減速するための部品。
水色矢印で示した部分が摩擦ですり減っていく消耗品。
ブレーキパッドの残量について
上の写真のブレーキパッド残量は3mm程度。
ちなみに新品はこんな感じ。残量10mm前後ある。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230223/20/gomashio-2021/c8/56/j/o0810108015247023362.jpg)
今回は車検での交換。
車検や点検時にパッド残量を記録する必要があるが、何mm以下だと車検不適合ということはなく。
交換要否はあくまで担当整備士の判断。
自分は4mm以下ならほぼ交換してますが。
はっきり言って減り方は走行距離にも依存する。
年間走行距離が1000km行かないような車は、4mm以下でも交換しないことも。
車検ではなく、12ヶ月点検でこれくらいなら「次の車検まで持つよなー」と判断することも。
パッドインジケータについて
紫矢印はインジケータ。
パッドがすり減っていくと、ディスクローターにあたり、金属的なキーキー音を出す。
その音が出ることで、ユーザーに「パッドがないですよー」と知らせるためについている。
インジケータは、パッドの種類に寄ってはないこともある。
また高級車になるとセンサーになっているものも。
自分の体感では。
たとえば同じ5万km走行している車でも、
1年で5万kmと、5年で5万kmとでは、後者の方が減っている印象。
まぁ乗り方と言ってしまえばそれまでなんですが。
ブレーキパッドの取付状態
ちなみに4枚で1セット。
装着時の写真はこんな感じ。別車両ですんません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230223/20/gomashio-2021/c9/81/j/o0810108015247023365.jpg)
ブレーキキャリパのボルトを外すと見えます。
片側にローターを挟み込む様に2枚ついている。
左右分の4枚が1セット。
前後ディスクブレーキの車でも、前後で大きさが異なる。
ブレーキの交換や分解は、要整備士資格。
一般の方は法律で禁止されています。
ブレーキパッドの異音について
キーキー音はインジケータ出ると書きましたが。
他にもこんなパターンも。
①ブレーキパッドの角が立っている
パッド新品交換時によく出る不具合。
パッドの両端と溝の角を落とすことで改善されることが多い。
②パッドとローターの接触面に凹凸が出来ている
接触面に微細な石などを挟んでしまい、ロータがレコードの様にギザギザしてしまう。
そのせいでパッドとの隙間が出来、キーキー音が発生。
ロータにサンドペーパーを掛けたりワイヤーブラシなどで磨くと、
改善されることが多いが、ローター交換が必要になることも。
③パッドとローターの接触面が濡れている
雨上がりなどの湿気のある日、朝イチなどの走り始めに出る。
ほとんどの場合数m走行すると音は消える。
これは結露で濡れるせいなので、どうしようもないです。
おわりに
などなど。
繰り返しますが、一般の方がブレーキをイジるのは法律で禁止されています。
ブレーキ異音でお悩みの方は、近くのディーラーや整備工場にご相談を。
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