キャストLA250Sのハブベアリングの交換の記事です。
この記事はこんな方におすすめ。
- 走行中にゴロゴロ音がする
- 音は、車速に応じて大きくなる
- 止まっているときは出ない
手間がかかる。ハブベアリングは手間がかかる。
でも音が消えると気分もスッキリ。
費用は2万くらいかなー。
入庫時の状況
車検で入庫のキャスト。
試運転でゴロゴロ音が…これはベアリングか?
ユーザーからは何も指摘なかったが。
スタッドレスも履いているので、浮かして検証。
やっぱり出る、ゴロゴロ音。
人によってはガラガラ音か?ゴトゴト音か?
CVT側の可能性も否定しきれないが。
つーかまだ7年なんですが?
走行距離も58,000km程度。早くね?
ハブベアリングとは?
ハブベアリングはタイヤの付け根、ナックルの中に内蔵される部品。
外部リンク→ハブベアリングとは?不具合の症状・寿命や交換時期・費用を紹介
異常が出ると走行中にゴロゴロ音が。
車速が上がるにつれて音も大きくなっていく。
タイヤの偏摩耗でも似たような音が出るが、浮かせる事で判別可能。
フロントでもリヤでも出るパターンあるが、今回はフロント左。
ハブベアリング交換
とりあえずナックルを外していく。
ボールジョイント、タイロッドエンド、ドライブシャフト、
ブレーキキャリパ、車輪速センサをはずしていく。


この状態で再度異音確認。
ハブを抑えつけながら回すとゴロゴロ感が。
確定だな。音がしなければもっと滑らか。
原因は、ベアリング内に水が混入して錆びるとか、砂が入り込むとか言われてるけど、どっちもバラしてみないとわからない。
おまけにバラしたら再使用不可なので、検証もしようもない。
ハブ取り外し
ナックルからハブを外していく。
こんな道具があります。ハブ脱着キット。そのままやんけ。

ハブを外したら、スナップリングを外しておく。
ベアリング破壊
ハブ側にベアリングの一部が残るので、グラインダで削り取る。


ここまで削ればマイナスなどで殴って取れる。
ハブベアリング圧入
油圧プレス使用。

ベアリングには取付向きがある。
ダイハツは茶色がインナ側。
インナ側に車輪速センサ用の磁石が入ってる。
ちなみに逆に取付けるとABSランプつく。
(昔やらかしたなー)
外すときの要領で新品ベアリングを圧入。
スナップリングを忘れずにはめて、ハブも付けていく。


これで終了。
あとは車に元通りつけて、走行確認。
ぃゃーEVかと思うくらい静かになったね。
まとめ
今回は60km/hくらいで音が出てきたが、
ひどいと40km/hくらいでもはっきりわかる。
- 音の出所をはっきりさせる(前?後ろ?右?左?)
- 取付時は、ベアリングの向きに注意(車速センサー付き)
- タイヤ偏摩耗による、ロードノイズとの混同に注意
FF車は、前はかなり面倒だが、後ろは比較的簡単。
手間がかかるんです。
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