アトレーデッキバンS700Wのフューエルリッドケーブル交換の記事です。
この記事はこんな方におすすめ。
- 燃料給油口が閉まらない
- CRC塗布してもすぐに再発する
登録から3年以内なら保証が効きます。
フューエルリッド周辺は、アトレーやハイゼットカーゴS700Vも作りは同じですね。
はじめに
給油口のフタが閉まらないということで入庫のアトレーデッキバンS700W。
そんなことあるんかな、と思ったらありました…。
給油口のフタを開けるとこんな状態。
フューエルリッドオープナーを操作すると、このボッチが引っ込む仕組みになっています。
フタ自体は、スプリングがついているので、
ボッチが引っ込む事でスプリングで開く、ってことですね。
原因追求
考えられる要因は2つ。
- フューエルリッドオープナーの固着
- フューエルリッドケーブルの不良
本来は、フューエルリッドオープナーを押し下げることで開くはず。
オープナーが下側で固定されてたりするなら、オープナーのレバーってことになるんですが。
オープナーは、手を離せばちゃんと戻るので、オープナーではなさそう。
ちなみに何度か操作していると、ボッチがちゃんと飛び出した状態になることもありました。
この時点で、ボッチの摺動に引っかかりがあると考えられます。
フューエルリッドケーブル取り外し
フューエルリッドケーブルを確認していく。
トリムの中に完全に隠れているので、トリムをはずしていく。
スカッフプレート取り外し
スカッフプレートはクリップ3ヶ所。
引っ張れば簡単に取れます。
オープナー周りトリム取り外し
オープナー周りのトリムをはずすために、
Rスライドドア右の車両側ウェザストリップを少し浮かす。
このとき気をつけたいのは、こちら。
引っ張ると、ねちゃーっとしてます…
接着剤なのかな。
とりあえずこのままだと作業がすごいやりにくいので、マステでカバーして隠しておく。
この接着剤、パーツクリーナーとウェスで割とキレイに取れます。
マステをサボると、後々大変なことになるので、ちゃんと隠しましょ。
トリム取り外し
ウェザストリップを浮かせたら、あとはトリムだけ。
前後にクリップで2ヶ所でついてます。
オープナーは上手にくぐらせていく。
ケーブル オープナー側切り離し
オープナー側はこんな感じ。
黄色の留め具部分をはずしていく。
はずせたら、荷紐などを結んで置くと、あとの作業が楽ちん。
紐は、解体車からはずしてアクセルワイヤー使ってます。
これくらいの固さが、便利でちょうどいい。
バックカメラ線を通したりするのにも使えたりして重宝してます。
紐を結んだら、簡単に取れないようにマステしておくといいです。
ケーブル リッド側取り外し
リッド側は、取付硬いです。
まぁ部品再使用しないので壊しちゃってもいいんですが。
ツメが上下に2ヶ所でついてます。
写真少しピンボケしてるな…。
ここまで来たら、リッド側からケーブルをすべて抜いていく。
途中、直角に近いくらい曲がってるのでゆっくりと。
近くにプリテンショナーのインフレータがついている。
心配なら作業前に、バッテリをはずしておいた方が間違いない。
リッド側に、ケーブルが出てきました。
ケーブルめっちゃ短い。
あとはケーブルを新品にして逆手順で復元ですね。
ケーブルを通すときはやっぱりゆっくりがおすすめ。
おわりに
部品交換終わったら、ちゃんとフタが閉まるか確認。
10回以上連続で閉まれば問題ないかな。
今回のユーザーさんは、ボッチのところに、自分でCRCをやってくれた模様。
いくら新しくて保証修理通るからって、現象確認が出来ない車はなかなか保証するのも難しい。
読者さんも、閉まらないトコロを動画に撮るとかしてくれると、大変ありがたいです。
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