【ホンダあるある】バモスHM1 FキャリパOH【ブレーキ片効き】

ブレーキキャリパーを分解した写真。 足回り・ミッション修理

バモスHM1のキャリパーオーバーホールの記事です。

この記事はこんな方におすすめ。

  • タイヤが浮いた状態で、タイヤが回らない
  • キャリパーのピストンが戻らない
  • ブレーキパッドが片側だけ片減りする
  • 高速走行時、ハンドルが取られるほど揺れる

これらの症状があると、キャリパーのピストンが固着しているかも。

ホンダ車はよくある印象。

はじめに

車検で入庫のHM1。平成12年式。

いつもの様にブレーキバラして。

キャリパのピストンを戻していく。

ん?戻していく…戻らん!

Fブレーキのキャリパピストン、ガチガチ。

サビサビのガチガチ固着。

キャリパOH(オーバーホール)は、めっちゃ嫌いなです…

 

パッド見てみると、減り方の左右差。

固着していたのは右側。

よくこれで走ってたなー。

固着といえばこちらも。

【走行過少車注意】アトレーS321G ホイールシリンダ修理【サビついてます】

こっちはRブレーキだけど。

キャリパーピストンオーバーホール

覚悟を決めて、やっていきます…。

キャリパーピストン取り外し

とりあえず固着したピストンをはずす。

パッドをはずして、キャリパ下に受け皿を用意。

ブレーキホースを片方ずつバイスで止めて

(写真はキャリパはずれてますが)

キャリパはホースにつなげたまま、

ブレーキペダルを数回踏む。

少しずつピストンが出てくるので、完全に出るまで。

キャリパシールキットは、左右分入ってるのでもう片方も同様に。

見事にはずれたピストン。

キャリパもはずしておく。

キャリパ内研磨・ピストン研磨

汚れを研磨しても取れないサビが。

このピストン再使用したら、また固着するので右側ピストンは新品に。

キャリパからシールもはずしていくと。

中もそこそこ錆びてる。

これは流石に磨いておく。

ワイヤーブラシがあると便利。

キャリパーシール交換

新品シールの青色部分を、マイナスで指示した隙間に入れていく。

先に内部のOリングも忘れずに。

キャリパにシールがついたら、次はピストン。

ピストンとキャリパ内部にグリスも塗布。

装着時、シールがキャリパから抜けないように。

しっかりついてないとブレーキオイル漏れますよ。

ピストン入ったら一旦一番奥までいれて。

オイル入る穴からマイナス突っ込んで、もう一度押し出してみる。

シールがキャリパからはずれてないか再確認。

ここまでやればよっぽどOK。

ブレーキキャリパー取付

キャリパを車に取付。

ブレーキホースとの間のガスケットも再使用不可能なので必ず交換。

反対側も同作業。

ブレーキオイルの交換、エア抜きも十分に。

作業後はブレーキオイルでベタベタなので、水で十分に洗い流す。

組付け終わったらブレーキテスタで確認。

制動力が出ることはもちろん、ペダルリリース時の制動力ゼロも要確認。

走行テスト後に、漏れ有無も確認。

んー、確認多いね。

おわりに

そもそもブレーキの作業は要整備士資格。

自信のない方は、ちゃんと整備工場に出しましょ。

 

ちなみに。

今回のユーザーは自覚症状なしですが。

以前、自分もAZR60ヴォクシーでもなった。

その時は高速走行時(80km/hくらい)に

ハンドルが左右にガタガタ振れることが。

はっきり言ってめっちゃ恐いです。

心当たりある方はお早めに。

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